人文科学、社会科学、自然科学の主要分野を網羅した32のメジャー(専修分野)があり、学際的にさまざまなことが学べるICU。通訳と翻訳については、「メディア・コミュニケーション・文化」メジャーの中にある「通訳・翻訳分野」で学ぶ。もっとも、ICUでは通訳や翻訳を英語教育とはとらえておらず、あくまでコミュニケーション、メディアや社会の研究の一環としている。そのため、時事問題領域を幅広く学ぶのをはじめ、通訳・翻訳と社会の関係などを考える勉強が多くの時間を占める。それでも基礎的な理論の学習とともに、さまざまな実践の形態を体験することで、多くの学生がセミ・プロレベルの実力を付けている。
主に通訳関連コースを担当しています。とっかかりといえる『社会と通訳』のクラスでは、講義、映像、ディスカッションを通じて、通訳と社会とのかかわりを多面的に学びます。多言語・多文化社会にはどのような課題があるのか。単なるパイプやマシン的な役割とは違う通訳を考えてもらいます。
最初の実技クラスは「通訳の理論と実践」です。体験を通じて、通訳の仕組みやその楽しさにも気付いてもらいます。同時通訳も意外とできるのだと。リサーチの仕方なども詳しく学びます。「同時通訳」「逐次通訳」では、実践練習と共に講義、ゲーム、討論などを通して、効果的な通訳コミュニケーションの方法を考えます。さらに「会議通訳上級」クラスや勉強会で、実践練習や現場経験を積めます。
ICUでは、自分の興味に沿った幅広い勉強を推奨しています。その過程で身に付けるクリティカルなものの見方を、コミュニケーションの実現に生かす。それが本学の強みです。
『3匹の子豚の本当のお話』というパロディ絵本を逐次・同時通訳させる。直訳風になってしまう癖を徹底的に修正し、イメージに合う訳に変換させることで通訳とは何かを学ぶ。その後、ニュースやレポートなどでも実践する。
通訳・翻訳業界総合ガイド2011-2012年度版
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